【絵本記録】生きる
★ざっくりメモ(独断と偏見)
・対象:小学校中学年くらい~大人
・いつ:いつでも、忙殺されがちなとき
・所要時間:5分~10分(作者のあとがきを読む場合)
・大きさ:持ち運びOK、薄め、A4くらい
★ストーリー
作者・谷川俊太郎さんの、ずいぶん昔に書かれたという代表的な詩の一つ、
「生きる」をもとに、絵本として2013年に刊行されたもの。
『いま生きているということ』というフレーズで谷川さんが切りとった
一瞬一瞬のもの・ことたちが、
岡本よしろうさんの描く、なにげない人々の日常(喜怒哀楽、汗や涙)によって
じわじわと浮き彫られていく不思議。
本当になにげなくて、どこか懐かしいけれど、みんな主人公としていまを生きている。
そして、ほのぼの読み進めた終盤見開き2ページに、
不意をつかれたようにグッときてしまう。
忙殺されがちな大人にこそ読んでほしい一冊。